World Languages

2021年に読みたい推理小説。

ニューヨーク公立図書館の世界文学祭は、世界中の本や作家にスポットライトをあてるとともに、私たちのコミュニティーで話されている言語の多様性を見直す機会でもあります。 図書館の利用者が英語以外のどんな言語で本を読んでいるのか、図書館が提供する様々なリソース、無料のオンラインイベント、おすすめの本など、新しい発見をしてください。

book covers

こんにちは!4月に入り毎日暖かくなりましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。ニューヨーク市では2014年以来毎年4月の中旬を移民の人達をお祝いする週として色々な行事を開催しそれぞれの文化など紹介しています。ニューヨーク公立図書館も毎年参加しています。今日はその週にちなんで日本の図書を紹介したいと思います。

すでにご存知の方もいらっしゃると思いますがニューヨーク公立図書館には英語だけではなく世界各国からの言語の図書を揃えてあります。もちろん日本語の本もたくさんあります。今日はその中から私のおすすめの推理小説をまとめてみました。どれも今すぐ読んでみたくなる本ばかりです。ぜひ読んで下さいね。

マスカレード・ホテル / 東野圭吾

“都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマンに化けて潜入捜査に就くことを命じられる。彼を教育するのは、女性フロントクラークの山岸尚美。次から次へと怪しげな客たちが訪れる中、二人は真相に辿り着けるのか!? 大人気シリーズ第1弾のミリオンセラー。

登場人物紹介

山岸尚美

ホテル・コルテシアのフロントクローク。人の役に立ちたいと思い、昔からホテルで働くことを夢見ていた。徹底したプロ意識を持っており、努力を惜しまない。並外れた観察力と記憶力でお客様をもてなし、お客様の“仮面"を守ることを信念としている。

新田浩介

警視庁捜査一課所属の若きエリート刑事。国際弁護士の息子で、十代の前半の二年あまりをロサンゼルスで過ごす。知能犯との対決を夢見てこの世界に入った。生意気なところがあり、先輩刑事と衝突することも。大胆な発想力と行動力で事件解決に貢献する。” Amazon.co.jp より。


Nのために / 湊かなえ 

“超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか? それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか? 切なさに満ちた、著者初の純愛ミステリー。” Amazon.co.jp より。

その先の道に消える / 中村文則

“アパートの一室で発見された、ある“緊縛師"の死体。重要な参考人として名前があがる桐田麻衣子は、刑事・富樫が惹かれていた女性だった。疑惑を逸らすため、麻衣子の指紋を偽装する富樫。全てを見破ろうとする同僚の葉山。だが事態は、思わぬ方向へと突き落とされていく。犯人は誰か。事件の背後にあるものとは、一体何なのか。やがて、ある“存在告白"が綴られた驚愕の手記が見つかり――。” Amazon.co.jp より。

十津川警部わが愛する犬吠の海 : 長編推理小說 / 西村京太郎  

”ダイイングメッセージは自分の名前!?

16年前の卒業旅行で男女4人に何があった?

捜査に立ちはだかる、犯人の妨害、放火…十津川は謎を追って銚子へ!

ホテルの殺人現場に残された血文字「こいけてつみち」は、被害者の名前だった。死に際になぜ自分の名を? 十津川は、「小池鉄道」という駅が銚子にあると知り、現地へ急行。銚子電鉄の駅名愛称命名権販売事業で、終点外川駅の権利を小池が買っていたのだ。銚子と京都の二重生活を送っていた彼の目的とは? 十津川が犬吠で十六年前の事件の存在を?んだ時、哀切の真相が!

パリ・東京殺人ルート [electronic resource] / 西村京太郎  

”水面に色づきはじめたマロニエを映すサン・マルタン運河。ここに、十津川警部が内偵中だった容疑者谷口の刺殺体が浮かんでいた。パリへ飛んだ十津川は、谷口をガイドした留学生水原の協力で、事件に関わるブロンド美女の情報を入手。パリ警視庁のメグレ警部も捜査に協力するが、2人は何者かに狙撃銃で襲われる。強力な武器と国際的組織…。恐るべき犯罪者たちと両警部の対決は?” Amazon.co.jp より。

罪の轍 / 奥田英朗

”東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。” Amazon.co.jp より。

慈雨 / 柚月裕子

”警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。” Amazon.co.jp より。